2026年3月21日(土)鉄研OBで札幌在住の鉄道写真家の番匠克久氏が案内する留萌本線の最終の撮影・乗車するツアーが開催されました。

留萌本線は 2026年3月31日、JR留萌本線の最後に残った深川~石狩沼田14.4kmが116年の営業運行に幕を閉じ、先日4月1日付けで廃線となりました。すでに2016年12月には留萌~増毛間が廃止に、また2023年3月には石狩沼田~留萌が廃止になっています。





参加者は一般参加の方に加えて、鉄研OBの坂氏、西海氏、私、誉田と、3名の鉄研OBが参加いたしました。ツアー参加者は午前中11時20分に深川駅に集合、当日は3月も後半ながら、流石に北海道、駅構内は厳冬期に逆戻りの状況で、ホームや線路もかなり積雪、吹雪の状況でした。まさに映画「鉄道員(ぽっぽや)」の世界となっていました。









深川駅前にはこの撮影ツアーのため特別にチャーターした11人乗りロケバスが待機していて、ロケバス乗車後、留萌本線の隣駅の「北一己駅(きたいっちゃんえき)」へ向かいました。ここも相変わらずかなりの積雪で、番匠氏の案内でラッセルしながら、参加全員思い思いのポジションで9426Dの深川行キハ54 2連の列車の到着と発車シーンをカメラに収めることができました。この豪雪の撮影時に機動力抜群のハイエースのロケバスは大型バスでは絶対行けない狭い積雪路も地元のベテランドライバーさんの運転で最短コースを辿り撮影ポイント近くまでアクセスができ余裕を持った撮影ができたのがとても良かったです。




北一己駅をまたロケバスで深川駅へ戻り、今度は、留萌本線の乗車する行程となりました。深川駅から終着駅の石狩沼田駅までの14.4kmを全線を4927Dで一気に乗車するものです。
実は私(誉田)は留萌本線を乗車するのは初めてで、同じ深川から出ていた、深名線や名寄本線には大学生の卒業旅行で約2週間、道内各線には乗車したのですが、唯一留萌本線だけが未乗となっていましたが、今回その残った一部区間ではありますが、最初で最後の留萌本線の乗車が叶いました。









終点の石狩沼田駅は、3月の連休も重なり、最終運行まで10日前ということで、さよなら記念の切符やグッズなどの駅舎内はたくさんのお客様で大変にぎわっていました。駅前には地元産品の出張販売所や飲食ブースの沢山出店があり、凍える中ではありましたが、冷えた生ビールで留萌本線完乗祝いをささやかに行いました。








コチラ石狩沼田駅には、先回りしていたチャーターロケバスが待機していて、グッズ購入もそこそこにして、ロケバスで、臨時駅的な北秩父別駅(きたちっぷべつえき)へ移動!、途中の道路もかなり積雪量が多く、ロケバスの進路を除雪車が除雪しながら先導してくれるという貴重な体験もできました。通常なら余裕なスケジュールでもこの積雪では時間のかかりそうな行程ではありましたが、除雪車先導で、次の 北秩父別駅(きたちっぷべつえき) までは比較的早く到着して、かろうじて9428D深川行の列車の撮影に間に合いました。
この 北秩父別駅(きたちっぷべつえき) 1両分の長さの木製のホームしかない簡易駅とい感じで、駅待合室も物置小屋のような感じ、最終運行が迫ったキハ542連の列車も後ろ1両がホームにかからず、石狩沼田駅行の列車の場合はドア扱いのない後ろ1両は隣接する踏切上に停車する形となる珍しい光景を見ることができました。昨年あたりまではほとんどの列車が停車せずに通過する駅としても有名でした。








4929D石狩沼田行列車 (番匠氏お勧めの跨線橋から)
引き続き、次の撮影ポイントの秩父別駅(ちっぷべつえき)へロケバスで移動となりました。この 秩父別駅(ちっぷべつえき) 中間駅ながら、駅舎も北海道のローカル線らしい、重厚な構えをした建物となっていました。長年風雪に耐えた痕跡を至る所に見ることができました。撮影ポイントは番匠氏のお勧めポイント(駅近くの跨線橋上)の近くまでロケバスで移動、番匠氏のアドバイスで微妙な画角度にカメラセッティングそることが出来!吹雪の中待ち換えて、効率良く、4929D石狩沼田行、4930D深川行の上下列車を撮影することができました。


秩父別駅(ちっぷべつえき) からすぐ近くにある道の駅「鐘のなるまち・ちっぷべつ」ロケバスで移動!しばしこちらで休憩、お買い物タイム、ここには温泉施設も併設で入浴するには時間は取れず、今回は断念!各自地場産品の土産購入と 秩父別 産ブロッコリーで製造された ブロッコリー 「緑のアイス」を賞味しました。










道の駅 「鐘のなるまち・ちっぷべつ」 を後にして、最後の撮影ツアー行程のためロケバスで深川駅まで戻りました。ここからは列車4931D石狩沼田行で隣駅の北一己駅(きたいっちゃんえき)まで乗車、そこで北一己駅舎中心の撮影を番匠氏のアドバイスと解説で行いました。丁度その頃には最初にロケバスで訪れた
吹雪きの北一己駅(きたいっちゃんえき) とは異なり、まばゆいばかりの太陽光線が降りそそぐ別世界のような 北一己駅舎がありました。 まさにそこに番匠克久氏の写真集「留萌線の記憶」の世界が広がっているようでした。



名残惜しいながらも、我々ツアー参加者としての留萌本線最終列車は、9432D深川行が北一己駅 (きたいっちゃんえき) ホームに滑り込んで来て、残り深川駅まで一駅の旅を無事終えることができました。


(写真左 西海氏 写真右 旅々列車旅 ツアー主催の野橋氏)
本来なら深川駅で 撮影ツアー は解散となる予定でしたが、番匠氏の音頭とりで、ツアーの参加者全員で深川市内の居酒屋で懇親会を開くことになり、札幌までの特急カムイの最終時間まで鉄道談義や番匠氏おすすめの北海道地酒を満喫しました。
記事執筆&写真:鉄研 OB会 広報 担当 誉田 勝(こんだまさる)
★ツアー主催:旅々列車たび 名鉄観光サービス ロケバス(川原観光ジャンボタクシー)
JR北海道・上川大雪酒蔵のコラボ酒「旅して」好評発売中!

なんとこちらのコラボ酒のラベルには番匠克久氏の鉄道写真が採用されました。
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鉄道写真家の番匠克久氏 の新刊写真集 増補版「留萌線の記憶」

2026年2月21日発売 1,600円(税込み1,760円)B5縦判 112ページ 発行所:北海道新聞社
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